生活クラブの食品添加物・無添加・無農薬・産地について

生活クラブは生協のサービスの中でも、無農薬や無添加に強いこだわりを持っているイメージがありますが、「実際とのところはどうなのでしょうか?」と思う部分がありますよね。そこで、生活クラブの商品に使われている食品添加物農薬産地虫食いなどの真相はどうなのか、体験を元にして迫っています。

食品添加物・無添加には強いこだわりがある!

生活クラブの食品添加物については、食品添加物削減の取り組みという項目で次のように記載されています。

生活クラブの食品は着色料や保存料などの不要な食品添加物は使用しないことを原則としています。

(中略)

生活クラブでは、「疑わしいものは使用しない」「不要なものは使用しない」「使用したものは公開する」を原則に、許容する食品添加物を85品目(*)、日本で認められている食品添加物の約10.5%にまで減らしました。(2015年5月現在)

公式ホームページより)

 

つまり、生活クラブは、許容されている添加物も公開しているので、「怪しい添加物を知らないうちに食べてしまっているのではないか?」という心配はありません。

 

また、生活クラブでは、必要な食べ物を予約注文するというスタイルです。つまり、まとめて生産者に発注することができるので在庫を抱える必要がありません。だから保存料などの添加物を大幅に削減することができるのですね。

 

添加物がたくさん使われる心配のある惣菜コーナーにも「不要な添加物は使いません」と書かれていました。

生活クラブ 不要な添加物は使いません

 

カタログではページの都合上、全ての原材料について記載できないようです。しかし、配送センターに問い合わせればしっかり答えてくれるとのことです。

 

私は普段、冷凍食品は添加物が気になるのであまり注文しないのですが、生活クラブの添加物へのこだわりを信頼してあじフライを購入してみました。

生活クラブ 冷凍あじフライ

 

添加物一切なし。「原材料名」がとてもシンプルで安心感がありますよね。

生活クラブ 冷凍あじフライ 原材料名

 

味は、シンプル。調味料が使われていないので、スーパーで売っている冷凍アジフライのような塩味はありませんでした。ただ、すだちを絞っただけで、あじの風味が強く感じられて美味しく食べることができます。なにより無添加とはっきりしているだけで食べているときの満足感が違います。

生活クラブ 冷凍あじフライ 盛り付け

 

生活クラブの商品は、すべてが完全無添加というわけではありません。それでも、無添加の商品もたくさんありますし、添加物は市販のものより圧倒的に少なくなっているので、無添加派にもおすすめです。

 

無農薬・残留農薬にも厳しい独自基準あり

生活クラブでは農薬に関しての独自基準が設けられています。

国内で食料を自給するために努力します
土づくりを基本とした農業をします
農薬と化学肥料はなるべく使用しません
残留農薬は国の基準の1/10未満を自主基準とし、達成を目指しています
情報公開を原則とし、生産者と消費者との信頼関係を高めています

公式ホームページより)

 

完全無農薬とまではいかないようですが、かなり抑えられて作られていることがわかります(無農薬の野菜もあるけれど、基本的には減農薬)。

 

残留農薬はアレルギーやアトピーの原因になると考えられていますから、できるだけ避けたいもの。海外から輸入される野菜や果物には国の基準値を大幅に上回った農薬が残留しているというニュースもたくさんありますよね。

 

「国の基準値に従えばいい」という姿勢ではなく、独自の厳しい基準を設けて自社検査をしっかりしているという点で、生活クラブ添加物に続いて農薬に関しても信頼できるサービスと言えそうです。

 

産地

農薬の基準について書かれているページでは産地についても次にように書かれていました。

生活クラブの提携産地では、有機栽培や減農薬栽培に取り組む生産者や、一般的な農法で農産物を育てる生産者がいますが、どんな農薬や肥料を使ったかなど「いつ、誰が、どこで、どのようにつくられたか」という「栽培暦」をすべて公開してもらうことを基本としています。また、定期的な残留農薬検査等、組合員による検査体制も充実しています。

公式ホームページより)

 

有機栽培や減農薬栽培の産地とだけ提携しているのかと思ったら、一般的な農法で栽培している産地とも提携しているということで、ちょっと意外でした。でも、独自基準が守られていますし、情報も社内では公開されているようなので、安心して大丈夫そうですね。

 

公式ホームページの「よくある質問」のコーナーでも産地情報としてこんなことが書かれていました。

現在、生活クラブと提携している青果の産地は87ありますが、87の提携産地で「生活クラブ青果の会」を作っています。「生活クラブ青果の会」では、生活クラブが定める「要改善農薬」の削減にチャレンジしています。「要改善農薬」とは、「発ガン性」「ダイオキシン」「環境ホルモン」の危険性 や疑いのある農薬を指します。生活クラブはこうした毒性の強い農薬を使用しない青果物づくりを主要な課題としています。

公式ホームページより)

 

ただし、私が実際に生活クラブを利用してみて気になったのが、農薬についての情報が利用者には伝わらないという点です。

 

もちろん、生活クラブとしては「独自基準をクリアしたものだけを取り扱っているから安心してください」ということだと思いますが、利用者としては確かな情報を目で見て安心したいですよね。せめて「無農薬なのか減農薬なのかくらいは記号化してでも、表記してくれたらもっと良いのにな」と感じました。

 

また、産地に関連して放射能について知りたい方は別記事も参考にしてくださいませ。

生活クラブ【生協】の放射能(自主検査基準・検査結果)と安全性

 

虫食い

農薬を抑えて作っているということで、気になるのが虫食いですね。でも、私が購入した葉野菜には虫食いは全く見られませんでした。

 

一番外側のレタスの葉っぱもこの通り。

生活クラブ レタスの葉っぱ 虫喰いなし

 

以前、有機野菜の宅配サービスを利用した時に虫食いだらけだった小松菜も一切虫食いなし。

生活クラブ 小松菜 虫喰いなし

 

色々な宅配サービスを利用してみて、「無農薬や低農薬の野菜は虫食いがどうしても避けられない」ということを学んだ私としては、ここまできれいだと逆に、「本当に農薬少なめなのかな?」と気になってしまいます。

 

それに「農薬と化学肥料はなるべく使用しません」とのことですが、「なるべく」という言い方は、ある意味逃げ道ですよね。イメージしているよりも多めに農薬が使われているのではないかな?という印象を受けました。

 

野菜がキレイな状態で届くのは嬉しいことなのですが、「農薬が結構使われているのでは?」というような疑いの気持ちを持ってしまうのもやっぱり、農薬についての商品ごとの情報が公開されていないためだと思います。

 

もちろん、残留農薬についてはしっかり自社検査してあるようなので安心できると思いますが、無農薬にこだわりたいという人には基本的には減農薬ということで不向きかもしれません。

 

>>>生活クラブ(生協)の大事なポイントをチェックして公式サイトをみる

 

生活クラブをもっと知る!※タップで生活クラブの関連記事へジャンプできます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました